2010/12/30

感心した一言。

エフゲニー・アレクサンドロヴィチ・ズノスコ=ボロフスキー(Eugene Alexandrovich Znosko-Borovsky(1884-1954))著『いけないチェスの指し方(How Not To Play Chess)』水野優訳('05/5/24~06/2/5)より、
http://www.geocities.jp/transbowler/HowNotToPlayChess.html#DoNotEntangle
----------以下引用
 黒(相手)の一つ一つの指し手を検討するのではなく、黒(相手)のプランの概要を推測して理解し、それに対する大まかな防御法を探そうとするのが正しい。大まかなプランに関連して手順の中で指されるものと見なさず、それぞれの孤立した指し手に対してだけ防御を考えていては、防御はいずれきっと破綻する。
----------以上引用、( )は、補足として追加。

 自分は、この、相手の一つ一つの指し手の検討ばかりして来たように思う。「相手がこうしたら、こう応じよう」と、あれこれ考えて時間を使うことが多いです。
 「相手のプランの概要を推測して理解し、、、」と言うことが出来れば良いのですが、なかなか出来ていません。相手のプランを、対局中に意識的に考えるようにすれば、出来るようになるのかな、、、?。
 チェスの考え方として、より深い理解を求めている気がします。チェスの上達のためには、深い理解が必要なのでしょう。深い理解がチェスの上達になる、ということも理解できます。

 これまで、チェスのGameをして、その反省をして、それを時々、ブログの記事にしてきました。このような、Gameと反省が、自分なりのChessの理解を深め、棋力向上につながるだろうと、思ってきました。しかし、これまでのGameの反省は、この局面で、こういう手指して、形勢が有利(不利)になった、ということが中心でした。つまり、形勢が有利かどうかの判断と、次の一手を探す、という内容の反省でした。
 簡単な形勢判断と次の一手の考察に留まらず、局面の細かな分析と次の展開のプラン作成、というレベルに向上させるのが、今の自分の課題かな、と、ここまで、読み進めて、感じてきました。

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