エフゲニー・アレクサンドロヴィチ・ズノスコ=ボロフスキー(Eugene Alexandrovich Znosko-Borovsky(1884-1954))著
『いけないチェスの指し方(How Not To Play Chess)』水野優訳('05/5/24~06/2/5) より引用
http://www.geocities.jp/transbowler/HowNotToPlayChess.html#AvoidMistakes
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元ロシア・チャンピオンのM・J・チゴリンは、1893年にS・タラッシュ博士とのマッチで、実際にその変化手順に引っかかった。以下の手順からその局面は生じた。1 e4 e5 2 Nf3 Nc6 3 Bb5 a6 4 Ba4 Nf6 5 Nc3 Bb4 6 Nd5 Ba5 7 0_0 b5 8 Bb3 d6 9 d3 Bg4 10 c3 Ne7 11 Nxe5! チゴリンは差し出されたクイーンを浅はかに取るにはあまりにも偉大なプレーヤーだったが、クイーンを取れば3手でメイト、取らなくても駒損と致命的な局面のため、いずれにせよ絶望的だった。
-------------------------------- 以上、引用
図は、11 Nxe5! まで。
さて、「クイーンを取れば3手でメイト」が、自分には、なかなか分かりませんでした。このブログ記事を書いていて、ようやく思いつきました。
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11... Bxd1
12.Nxf6+ gxf6 13.Bxf7+ Kg8 14.Bh6#
12... Kf8 なら、13.Nfd7+ Ke7(Kg7) 14.Bxf7#
13.Bfd7+ に 13... Qxd7 なら、
14.Nxd7 Ke8 15.Rxd1 などと進んで、白はダブルビショップを残し、ポーンの駒得。白有利というところでしょうか。この、12... Kf8 13.Nfd7+ Qxd7 後の変化については、自信ありません。
引用の先を読んだら、以下の記述がありました。しっかり読んでおくべきでした。
返信削除---以下、引用
11...Bxd1 12 Nxf6+ Kf8 (12...gxf6 13 Bxf7+ Kf8 14 Bh6#) 13 Ne(f)d7+ Qxd7 14 Nxd7+ Ke8 15 Rxd1 Kxd7 16 Bxf7 白の勝勢は明かである。