第125回豊橋交響楽団定期演奏会
〜 珠玉のフランス音楽 新進気鋭の指揮者ともに 〜
日付:2019.12.08
場所:ライフポートとよはしコンサートホール
曲目:
.C. ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
.M. ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調、ピアノ独奏: 三木 諭
.C. フランク 交響曲ニ短調
指揮: 太田 弦(3曲とも)
.まず、指揮が良かった。メリハリがあり、元気が良い。わかりやすい指揮で、しっかりとオーケストラを引っ張っていた。若いエネルギーを感じた。よかった。演奏もぴったりと合っていた。
.指揮者は、指揮棒を使わずに指揮をしていた。見ていると、手の表情や体全体の動きから、オーケストラを包み込むようにして指揮をしているようなイメージが見えてきた。指揮棒の使用については、いろいろな考え方があると思うが、今日のやり方について、これはこれで面白いと思った。
.ピアノもよかった。オーケストラの中で、例えば弦楽器なら、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスと、それぞれの楽器で高音部、低音部を分担して演奏している。ところが、ピアノはそのすべての音域を1台のピアノで演奏することができる。協奏曲を聴いていて、そのことがはっきりと実感できた。ピアノってすごいと思った。演奏も、クリアでメリハリがありとても聞きやすかった。テンポが速い部分でも、すらすらすらっと弾いていて、気持ちが良かった。
.今回の曲目は、私には、なじみのない曲だった。それぞれの楽器の音が混じり合い、華やかで、演奏するのは大変だろうなと思った。それが、違和感なく調和して聞こえてきた。とても楽しめた。よかった。
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