2019.8.24
第一洋食店の100年と苫小牧
ーー 老舗洋食店、親子三代の物語(レシピ) ーー
場所: 苫小牧市美術博物館
.北海道苫小牧にある老舗の洋食店についての展覧会。店の落ち着いた雰囲気は、苫小牧の歴史と親子三代の人生と文化的な素養の高さが、育んできたものなのだと感じることが出来た。興味深い内容だった。
.前日には、実際に第一洋食店に行って、夕食を食べた。おいしかった。
.せっかく来たのだからと、苫小牧市美術博物館全体の、その他の展示も見て来た。地域の美術博物館の機能を十分に発揮していて、苫小牧の歴史、自然、文化を、分かりやすく丁寧に説明するたくさんの展示物があった。
.出土したという太古の大きな丸木舟は、迫力があった。聞くところによると、柳の木が使われているものもあるというこである。柳は水辺の近くに生えていることことが多いが、環境の遷移で水辺が移動してしまう事が多く、大木にまでは育ちにくい。それが、これだけの大木になったという事は、水辺といった環境が長い間保たれていたという、太古の原生林の様子も示しているという説明を聞き、なるほどと思った。
.個人的には、クジラのヒゲが展示してあったのが面白かった。クジラはオキアミをヒゲで濾して食べるという事を知ってはいたが、どんなヒゲなんだろうと、子供の頃から不思議に思っていた。テニスラケットのガットが、昔はクジラのヒゲを使っているものもあったことも、本物のヒゲを見たいという気持ちを強くさせていた。そのクジラのヒゲの実物が、展示されていて、嬉しくなった。
.今回の展覧会については、絵はがきはなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿