前の記事の「KP vs K。端ポーン。その2」と、ポーンの位置が1つ違います。結末はどうなるでしょう。白番、黒番の両方考えてください。
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白番でも、黒番でも引き分け。
白番では、
1. Ka8 Kc8 2. Ka7 Kc7 3. Ka6 Kc6 ... draw. 同じ局面の繰り返し。
オポジションを取られている白は、aファイルから逃げられません。
1. a6 とか、2. a6 などと、ポーンを前に出せば「KP vs K。端ポーン。その2」と同じ形になり、引き分け。
黒番では、
1... Kc8 2. Kb6 Kb8... draw.
黒のキングに隅に入られてしまいます。2011年7月22日の「KP vs K。端ポーン」で説明したものと同じ形です。
2.Ka8 と、相手キングが隅に入らないようにすると、
2... Kc7 3. Ka7 Kc7... draw. 同じ局面の繰り返しです。
ポーンが、もっと後方にあっても、同じ結果です。
端にポーンがある場合には、たいてい引き分けになると考えてよいでしょう。
残りが端ポーンだけで勝つためには、相手キングがポーン前方の隅に入る前に、相手にポーンを取られないようにしながら、自分のキングでポーンの進む道を確保してしまう必要があります。
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