Chess, Walking, Culture など、自分の興味のあることについて、書き込んでいます。
本文右側の「ラベル」で、項目名をクリックすると、関連の記事が検索されます。
どうぞ、ごゆっくりご覧ください。
2012/05/26
橋渡し(Bridge building) #6
「橋渡し(Bridge building) #1」の図1から、橋渡しとは違う考え方で、白が勝つ手があります。
図11は、図1から、
1. Rc1 Rd3 2. Rc8 Rd1 と進んだところです。白の考え方と、この後の動きは?。
-----------------------------
白は、白キングを動けなくしている黒ルークを、dファイルから移動させることを狙っています。
3. Rd8 Rf8 4. Kd7 と進めて、白キングはe8を抜け出しました。
4... Rd1+ には、5. Kc6 Rc1+ 6. Kd5 Rd1+ 7. Kc4 Rc1+ 8. Kd3 Rd1 9. Kc2 と、キングが逃げ出しながら、相手ルークを攻撃して移動させ、白勝ち。
4... Rf7 には、5. Kd6 Rf6+ 6. Kc7 Rf7 7. Rd7 で、白勝ち。
次の、図12は、参考文献*2 p.36 からの引用です。
図12の場合には「白キングを動けなくしている黒ルークを移動させる」という作戦は通用しません。
図12のような場合もあることを考えると、ルークを移動させる作戦よりも、橋渡しの作戦を覚えておいたほうが有用だと思います。
-----------------------------
参考文献
*1 『チェス終盤の基礎知識』ユーリ・アヴェルバッハ著 水野優訳 チェストランス出版
*2 『Essential Chess Endings』 James Howell
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿