熊谷守一 展

2019.9.16
熊谷守一
ーー いのちを見つめて ーー
場所: 静岡県立美術館

．熊谷守一について、NHK日曜美術館で紹介している番組を見たことがある。親しみの持てる絵で、興味を持っていた。その作品展があるということで、楽しみにしながら展覧会を見に行った。
．単純な線と何色かの色で表現している絵は、とてもシンプルに見える。ただ、例えば何匹かのアリが描いてあったとしても、1匹1匹のありがしっかりと描きわけてある。同じアリでも1匹1匹に個性があるような感じを受ける。花を描いた絵についても同様である。1輪1輪の花の個性を感じさせてくれる。シンプルな線、シンプルな色彩で、こんなふうに身近な生き物の個性を表現できるのだということに、驚きを感じながら見ていた。副題に「いのちを見つめて」とあるように、画家熊谷守一が、身近な生き物に対して、愛情を注ぎながら見つめている姿勢を感じ取ることができた。
．とても興味深く面白い展覧会だった。

．いつものように絵はがきを買ってきた。

熊谷守一「蟬」
熊谷守一「かまきりと彼岸花」
熊谷守一「うさぎ」
熊谷守一「牛」
熊谷守一「つつじ」
熊谷守一「桜と赤うそ」
熊谷守一「風景(蓼科高原大池)」
熊谷守一「百日草」
熊谷守一「瓜」