2018/05/04

モネ それからの100年

2018/05/04

モネ それからの100年 ~すべてはモネから始まった~

場所: 名古屋市美術館

.GW中でもあり、結構、人が多くて盛況だった。
.モネの絵は、近くで見たり、遠くから眺めたり、角度を変えて見たり。不思議なことに、見る距離や角度によって、絵から受ける印象が大きく変わる。特に、やや離れて少低い視線から眺めた(椅子に座って眺める感じ)時の、描かれた水面のきらめきの様子に感動した。
.モネの影響を受けた、他の画家・芸術家の作品も多く展示されていた。それらの作品は、モネの偉大さや影響力の強さを感じさせてくれた。

.感動のある展覧会で、とてもよかった。価値ある展覧会だった。

.いつものように、気に入った絵はがきを買ってきた。今回は3枚。

クロード・モネ《チャリング・クロス橋》1899
クロード・モネ《テムズ河のチャリング・クロス橋》1903
クロード・モネ《睡蓮》1906

.《チャリング・クロス橋》と《テムズ河のチャリング・クロス橋》は、同じ橋の時刻や季節の違いを捉えて描いたもの。霧の中にかすんで見える風景の描写、機関車の煙や水面の光の表現が面白い。会場内に掲示してある解説にも書いてあったが、影を表現するのに、黒色を使わない。逆光の中で見える煙は、輪郭に近いところを明るい色で描き存在感を示すとともに、光と影を印象付けている。波打つ水面に映る光は、やや離れたところから絵を眺めることで、より強く感動的な迫力を感じた。
.《睡蓮》は、睡蓮の花や葉を浮かべた池の水面が、穏やかに鏡のように、向こうの木々の姿や青空に浮かぶ雲たちを映し出している。明鏡止水の穏やかさと、遠近感が見事に描き出されている。面白い。感動した。

追伸 2018/06/10
.今日の NHK「日曜美術館」で、「モネ それからの100年」を扱っていた。専門の芸術家の意見の中にも、同感だと思うもの、なるほどと思うもの、自分の感じ方とは違うななと思うものなど、いろいろな見方があるんだなと、興味深く番組を見た。




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