本を読んだ。
2005年9月20日第1刷発行の初版本。2005.11.23の日付と筆者のサイン入り。記憶によれば、雑誌サイエンスの読者アンケートでいただいた本。
内容に興味はあったのだが、中程まで読んだ後、長い間そのままになっていた。本日、終わりの四割程「日本列島の人類史」から終わりまでを一気に読みきった。
最新の研究成果をふまえ、分かっていること、まだ分からないこと、説はあるが確証がまだないことなどをはっきりと明示しながら書いてあり、科学的にしっかりしてる内容だと思う。面白かった。あとがきの後の追記には、原稿の最終確認後に発表された論文の新発見の内容にまで触れ、人類進化の研究の進展ぶりと、筆者の「最新の研究まで含めて、科学的に分かってきたことを、多くの人に分かりやすくまとめて知らせたい」という、この本にかけた思いを感じ取れる。
「正しく知ることが、心の扉を開く鍵になる」と言うことばで締めくくられている。
本の内容とは、離れてしまうが、災害、放射線の影響、貧困、差別や偏見、、、など、今、いろいろなことがあるが、「正しく知る」ことの大切さを、改めて思う。
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