2019.6.2
第124回豊橋交響楽団定期演奏会
~豊響 マーラーに挑む~
場所: ライフポートとよはしコンサートホール
J. オッフェンバック 喜歌劇『天国と地獄』序曲
F. メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
.ヴァイオリン独奏: 成田 萌
.指揮: 下谷 剛嗣
G. マーラー 交響曲第1番ニ長調『巨人』
.指揮: 渡邉浩司
.はじめ「豊響 マーラーに挑む」って、どういうことだろう?と思った。実際に演奏を聞いて意味がわかった。演奏が難しそうだ。それぞれの楽器に中心になる出番があり、どの楽器も気が抜けない。曲が魅力的で、その魅力を十分に表現するためには、アマチュアにはちょっと苦労しそうな感じがした。
.しかしながら、「豊響 マーラーに挑む」と言う副題通り、演奏する人の、挑戦しようと言う意気込みや気合を感じる演奏だった。指揮者も良かった。やはり、オーケストラの音楽を作るのは指揮者である。アマチュアなんだから、演奏者の技量も、演奏に対する意識も、曲の理解も、プロには及ばず、個人差が大きいのが当たり前のことだと思う。それをまとめながら、演奏者の意欲を高め、良い演奏を作っていくのは、大変な苦労がいるだろうと思われる。そんな苦労を乗り越えて、マーラーの曲に挑み、曲想を表現しようとしている様子が、指揮の様子から感じ取れた。良い演奏会だった。
.演奏の初めの頃には、不揃いな感じがするところもあったが、曲が進みクライマックスを迎える頃には、しっかりと揃って、演奏者も聴衆も一体感を感じることが出来たと思う。アマチュアらしさも感じつつ、とても良い演奏会だったと思う。
.今回、演奏会を聴いた感想などを書くアンケートがなかったように思う。(自分が気がつかなかっただけかも、、)。集計が大変だったら、インターネットを利用するなどして、感想を伝える場があると、一聴衆として嬉しいと思った。
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